藤原新
生年月日1981/9.12 長崎県諫早市出身のプロマラソンランナー
ロンドンオリンピック マラソン男子日本代表
長崎県の強豪校としても知られる諫早高校から本格的に陸上競技を開始、3年生になると主将も務める。高校卒業後に拓殖大学に進路が決まった際には、諫早高校陸上部の恩師でもある松元監督に将来的にマラソンランナーを目指すことを宣言した。
拓殖大在学時には第77回(1区10位)と第79回(4区4位)の箱根駅伝に出場した。拓殖大学卒業後、JR東日本に入社。2008年に開催された東京マラソンでは2位となるも、北京五輪には補欠として選出される。
2010年3月、JR東日本を退社、プロランナーとしての生活が始まる。無収入・無所属の状態で出場し注目を浴びた2012年の東京マラソンで2時間7分48秒の自己ベストで快走し、2位となり、日本人1位となりロンドン五輪代表に決定する。異端児とも評されるオリジナルのトレーニング理論、そして強烈な個性で、川内優輝選手と並ぶ男子マラソンの顔となる。
ロンドンオリンピック後、長らく故障に苦しんだものの、2013年9月にイギリスで行われたグレートノースランに出場する。公式レースとしては9カ月ぶりという状況の中、1時間2分44秒の好記録で川内優輝選手を振り切り日本男子トップの4位という成績を収める。続けざまに、同年9月29日に行われた函館ハーフマラソン男子の部にも出場、川内優輝らと競り合い、残り1.5Km地点で後続を振り切ると、1時間4分19秒で見事に同大会初優勝を果たす。