岩田稔

岩田稔

病気と闘いながら登板

大阪府守口市出身の岩田選手は中学校から野球をはじめ、大高時代は2年の秋からエースとなって秋季大阪府大会で準優勝した。近畿大会でも8強入りを果たしたが、同年の冬に風邪を引いた際のウイルス感染が原因で1型糖尿病を発症。3年時にもエースとして奮闘していたが、腰の故障により夏の大阪府大会での登板機会はなかった。高校の同期には中村剛也、1年後輩には後にプロでもチームメイトとなる西岡剛がいた。高校卒業後の進路は社会人野球のチームに決まる予定だったが、病気が発症してしまったために帳消し。推薦で大学に進学することになる。
今年の2014年、オープン戦での不調から開幕一軍を逃してしまうが、4月20日の対ヤクルト戦で先発投手としてシーズン初登板する。そしてシーズン初勝利を挙げたのだ。次の登板になった4月26日の対DeNA戦では、前年まで同球団の正捕手だった鶴岡一成とのバッテリーで、2年半振りの完投および自身2度目の無四球勝利を記録することになった。5月14日の対広島戦では、初回に打者3人へ3球を投げただけで先制点を献上したものの、8回93球3併殺2失点の好投でシーズン3勝目を挙げた。また巨人戦では5試合に登板し2勝1敗、防御率2・81と相性の良さも出ており安定したプレイを見せている。

確認済み使用アイテム

ランキングバナー
ランキングバナー